埼玉県(ガリガリ君県)の県名とその他の地名の由来

埼玉県

埼玉県という県名は国府が置かれた多摩の前方にあったことから付けられました。
「サキ」は位置を示す言葉、「タマ」は水辺や湿地を表す言葉です。古くは多摩に国府が置かれ、各地から多摩への交通が開けたのですが、埼玉は多摩よりも前方にあったため当時は「前多摩(さきたま)」と呼ばれていました。それがいつの間にかなまって「さいたま」になったといわれています。

 

そのほか別の説には、幸福をもたらす神の働きを意味する幸魂(さきみたま)から名づけられたという説や、埼玉古墳を由来とする説などもありますが、どの説も史実上の根拠はありません。

 

さいたま市

浦和市と大宮市がかけ引き、発祥地、行田市の主張は却下
埼玉県の南東部に位置する「さいたま市」が誕生したのはまだそれほど古くはなく2001年のことです。大宮市、浦和市、与野市の3市が合併して、政令指定都市に生まれ変わったのです(現在は岩槻市が区として編入)。

 

合併当初は県庁所在地のある浦和市、東北新幹線が停車する大宮市のかけ引きが注目されていましたが、結局は日本初のひらがな県庁所在地である「さいたま市」に落ち着きました。埼玉の名称発祥は、行田市にあった埼玉(さきたま)に由来していることから、もとは北足立郡に属する3市がその名を使うことに行田市などが反発。しかし、この行田市の反発は最終的には却下されてしまいました。

 

秩父

秩父という地名は垂れ下がった鍾乳石やイチョウのコブの形に由来しています。
この地一帯には昔から石灰岩が多く見られ、その鍾乳石が乳のように垂れ下がっていたので、「乳生(ちちふ)」の意味で、鍾乳石に由来するという説があります。

 

それとは別に、賀茂真淵の説によると、イチョウの木が多く生えた土地を「銀杏生(ちちふ)」ということにちなむといい、イチョウの木に垂れ下がるコブが乳房のように見えることにも関係するのではないかとされています。ほかにも、崇神天皇の時代に知々夫彦(ちちぶひこ)がこの地の国造に任命され、統治していたからとか、アイヌ語でチチブは「清水」のことで、湧き水の多い場所だったからとも言われています。